2017年8月24日木曜日

デンマーク、オーデンセで本当に立ち寄っただけの喫茶店もろもろ(2017)

 普段は、立ち寄ったといっても、ちゃんと店内に入り注文してコーヒーなり紅茶なりを愉しんだことを条件として紹介しているのだけれど・・・今回は番外編ってところか。

 オーデンセの通りを散策していて本当にそこら中に喫茶店があり、何とも羨ましい街だなぁと感じてしまい、注文してない喫茶店の写真もいくつか撮ってしまいました。



 こんな風に喫茶店が隣同士にあって喧嘩商売にはならないのだろうか。まさかオーナーが同一人物ということもないだろうに。明らかに建物が違うから別だろな。通りから中をちらりと覗くも、結局どちらにも入らずに立ち去る。




 少し歩いただけでもう次の喫茶店に遭遇した。ここは秋葉原の喫茶店バージョンかと思わせるほど喫茶店が多く散在している。ざっと眺めてみても客層が少し違うような気もするのは気のせいか、それとも店によってやはり引き寄せる客が違うのか。やはり喫茶店は雰囲気が大切。
 店内は少し暗いので、ひょっとすると夜はパブになったりするところかも。結局、ここにも入らずに立ち去る。
 もっと時間があったり、滞在日数が多ければ試してみるんだろうなと思わせる、チェーン店でない(と思われる)喫茶店に心惹かれる。
 喫茶店の数はその地域や街の文化の尺度と言っている人がいたけれど、こんなところで文学や政治を語り合う若者が将来世界を変えていくのかな、と人柄になく感慨深くなってしまう。




 ほどなく歩いたら、あのA.C.Perch'sがあるではないか! やはり大きめな街には、この由緒正しいお茶屋さんはあるんだな。



 入ってすぐのところに建てられた小さな黒板掲示をみて、サロンに入りたい場合はここで待てということが分かる。奥には凄い数のお茶のセレクションが黄金の輝きを放って缶が並べられている。
 よくみるとここでお茶をいれますよという簡易キッチンみたいなものがある。流し台もある。
 考えてみたら、コペンハーゲンの店舗はサロンが上階にあり不便な感があるけれど、ここオーデンセの場合は、お茶販売の売り場とサロンが同一フロアーで両方がお互いを眺められる部分がポイント高い。広く感じる喫茶店の解放感はまた格別なり。



 右を向いたら、さらにお茶缶で埋め尽くされた壁が! まぶしいくらいの輝き。A.C. Perch'sのサマーティーはいつ飲んでも、さわやかで苦みがないという秀逸なティー。フレンチティーほど香も強くなく、誰でも飲みやすく感じるでしょう。飲むと体が浄化される気がするほど。
 そういえば、A.C. Perch'sの店員にはちゃんと白と緑の制服(?というか店員の服)があって、清潔感もプロ感もある。
 でも今回は時間がないので、断念して退散。



 さて、別のチャプターで紹介したFrellsenよりもデンマークの街のどこかで必ずみかけるのが、このBaresso。あまりにチェーン展開しているというだけの理由で、何となく入る気がしない。でも何が注文できるかはスターバックス並みに予想が付くので、安心して注文できるといえなくもない。別に悪くも不味くもないので、お薦めできないってわけでもない。でも、ほとんどの場合は巣通りする。



 
 さらにFrellsenやBaressoに対抗しているのか、とにかくどこででも見かけるのがこのJoe & the Juice。想像通りの店です。コペンハーゲン空港にも(数件)あり、飛行機に乗る前に美味しいジュースが飲める。長いフライトを耐える準備ができたぞ! よし!という気分にさせてくれる。
 でもね・・・コペンハーゲン空港が全体的に静かなせいか、空港内にあるJoe & the Juiceの店舗は本当にBGMの音量がデカい! 入る気無くなるどころか近寄りたく無くなるのが、本当に残念。もちろんこの店も立ち入らず、さっさと通り抜ける。

 さて、オーデンセにはまだまだ奥の深~い店がある模様。その証拠に・・・

 Hans & Greteという店を発見した。自分のアンテナに我ながら驚く。
 創業1907年なんだろうな~と思わせる表示がしてある。何気なく小ぢんまりした店の底力を侮ってはいけない。
 入ってみるしかない!



 なんと、ずいぶんと可愛らしい店ではないか。場違いな自分にもめげず店を見渡す。味見もできるので、物怖じせずしっかり頂く。う~ん、満足。


 

 やはり専門店らしく、お茶の缶が壁一面にある。さすが100年以上の歴史。残念なのはサロンがないので、テーブルについてお茶を愉しむということができない点。あくまでも紅茶販売店なのか。


 

 なんだかんだとチェーン店はイヤとか言っておきながら、どうしても目に入ってしまうスターバックス。たまには利用してるし・・・。

 そんなわけで、午前も午後もちょっとだけお茶タイム、コーヒータイムを持つけれど、どうしてもすべては味見できないのが無念なり。再び訪れるための理由になると自分に言い聞かせて立ち去るのみ。






















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